Episode 1
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それは、ある日の夜のことだった。
「おかえりなさ~い」
近くに住んでいる幼なじみの宮辺佐夜(みやべさや)。
母さんが死んじゃってから、父子家庭の我が家。
なぜだか知らないけど、佐夜がうちに来てなにかと手伝ってくれていた。
いやまあ、幼なじみの俺のためなんだろうけど。
今日は自分の家に帰らず、泊まっていくらしい。
家は近所だし今からでも帰れるはずなのだが、よくあることなのでもう何とも思わなくなっていた。
そして、深夜2時過ぎ。
俺は、尿意のせいで目が覚めてしまった。
トイレに行こうと思い、足を忍ばせそっとドアを開ける。
『ぁっ……ぁんっ……んんっ、ひゃっ、ぁんっ』
廊下に出た途端、微かに声が聞こえてきた。
父さんの部屋からか?
こんな時間に何をしているんだ?
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